2021/03/15 16:44

最愛の老犬の介護を終えて数年がたち、改めて今考えてみると・色々工夫したこと・やって良かったこと・やらずに後悔したことなどが思い出されます。




後ろ足の感覚が鈍くなる

前回の老犬サーフの記事「老犬介護ハーネスの使い方アレコレ」では、腰が落ちてしまいヨチヨチ歩きになっていましたが、その10か月後(17歳)にはそのヨチヨチ歩きもできなくなってしまいました。


老犬介護スーツを着せて歩かせても後ろ足は感覚がほとんど無く、ナックリング状態も通り越し、棒を引きずっているように見えます。

このようなお散歩でも当犬は嫌がりもせず、無表情です。

しかし、無表情でフラフラでも、本犬は外出できて喜んでいるのだと思います。

下の写真は、散歩の帰りは疲れるのでカートに乗っている様子です。



これではお散歩と言えないかも知れませんが、やはり外に連れ出せばオシッコ・ウンチもしますし、夜も寝つきが少し良いのです。

それに、こうして庭や外に連れ出さなければ、すぐに「寝たきり状態」になることは必至なのです。

そして、サーフを気軽に外に連れ出すことができたのは、老犬介護スーツのお陰だと思っています。(自画自賛ですが)

飼い主の腰への負担を減らすことが出来たのも大きいと思います。


水を飲みすぎる



サーフは18歳を過ぎてから、水をたくさん飲むようになりました。

好きなだけ飲ませて計量してみたら、1回で1000mlも飲んでいたのです。

ですから、1日では2000ml以上は飲んでいたと思います。

犬が多飲多尿になった場合、予想される病気は…

①腎臓病

②糖尿病

③副腎皮質機能亢進症

④子宮蓄膿症(メス) などが考えられ、

危険な場合もあるので、必ず動物病院で見てもらった方が良いそうです。

サーフも診てもらいましたが高齢ということもあり、しばらくは様子を見ることになりました。


マナーパンツ


サーフは多飲多尿になったので庭でのオシッコが間に合わなくなり、マナーパンツを付けるようになりました。



老犬介護パンツの中にマナーパンツと尿取りパットを敷きました。
パットに排尿すると気持ち悪いのか、泣いて知らせるのですぐに取り換えます。

オスなので取り換えは簡単ですし、お陰でずっとカブレ知らずでした。
尿取りパットは人間用を使用、割安なのでたくさん使えました。


★メスのワンちゃんのオシッコお漏らしは、出る場所が違うのでフルオムツを使用します。
犬用のフルオムツがありますが、人間の子供用のオムツにシッポ穴を開けて代用すると安上がりです。
形としては下の2枚の写真の様な感じです。
老犬介護パンツがズレ防止になっています。


老犬介護スーツで最後まで外で排便できた


ウンチの方は頃合いを見計らって庭に連れて行ってさせていましたが、タイミングが合わず何回もチャレンジしなければなりませんでした。

そんな時、ずっと着ている老犬介護スーツがとても役に立ったのです。

思い立ったらすぐに行けますからね。

外で排便させるのも手間がかかるのですが、オムツに受け止めるよりはずっとマシだと思うのです。


オムツで排便の場合…


①フルオムツやおしりふきを用意する
②お世話しやすいようにおしりの被毛を刈っておく
③下半身を洗う
④肌の清浄を心がけ、常に清潔に保つ


などが必要になって来るので、どうしてもお金や手間がかかってしまいます。







上の写真はサーフが練習でフルオムツを着けたところです。

老犬介護パンツは漏れ防止にはなりませんが、下にずれるのを防止できます。


まとめ


初めての老犬介護(人間の介護も未経験)をしてみて、その苦労に気づかされました。

「老犬の足が衰える」ということで、様々な困難が生まれてきます。

「老犬の足代わりになるハーネスが飼い主の腰も守る」…老犬介護をする中で、これが私の最大の発見です。